【無限庵(石川県指定文化財)】 -加賀市山中温泉

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平成29年

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1月　4日	2017年あけましておめでとうございます。無限庵は今日から新年の開館です。玄関の欄間と瓦の上の鳩が酉年のスタートを告げています。新年の呈茶席のお菓子は福梅です。加賀のお正月のお菓子の定番です。本年もよろしくお願いします。

	成人の日です。こちら加賀市は4月第1日曜日が成人式です。お隣の小松市の成人式のお嬢さんが振袖で来られました。綺麗ですね。無限庵新館入り口の土佐派の花鳥絵屏風のようにいつも花のような笑顔で、今年の干支[鳥]のように羽ばたいてください。

1月11日	鏡開きです。無限庵でもお正月の玄関のしめ飾りやお餅をさげました。さっそくお餅はぜんざいにしました。お寒い中ご見学にお越しいただいたお客様にお出しします。なくなり次第終了です。
1月15日	山中温泉も氷点下の冷え込みです。木々の雫さえ凍って氷柱になりました。でも積雪は例年よりは少ないです。昨シーズンに広島カープを引退された黒田投手の座右の銘[耐雪麗梅花]雪に耐えて梅花麗し～のように雪の中一番始めに咲き春を知らせてくれる梅の花。今はろうばいが咲いていますが紅白梅の咲く頃まで雪に耐えましょう。
1月23日	今年は雪が少ないと油断していたら昨晩からひと晩で積もりました。秋には赤い紅葉のトンネルだった無限庵前も今朝は白のトンネルです。雪かきも終わり筒茶碗で一服いただきます。

1月26日	今日は第63回文化財防火デーです。石川県指定文化財の無限庵御殿の間を加賀市消防本部予防課の方が検査に来られ消火器など点検されてくださいました。金沢から移築された新家様は冬の間も火災に気をつかい昔の石炭や薪ストーブなど一切使用せず過ごされてたそうです。そのお陰で金箔の壁も神代杉の天井も綺麗なまま保全されています。建物を愛されていらっしゃったのですね。
2月2日	2月2日(ニャンニャン)(=^_^=)ですがわんわんをモチーフにした山中温泉のキャラクターのおわんさんおさんぽガイドBookが昨日2月1日より始まりました。犬のワン～山中塗のお椀～旅館のご主人「おわんさん」のコラボのキャラクターはとても癒し系です。ガイドBookを持参されたお客様は入館料500円なのでそれでもうおわんさんバッジをゲットです。無限庵のバッジは緑色です。集めてください。

2月2日	節分です。山中温泉の守護寺～お薬師さんでは先ほどご住職により豆まきが行われました。今日の北陸地方はあたたかい日になりました。無限庵御殿の次の間や二畳台目のお茶室も今までは暗く寒い雰囲気でしたが、今日はたっぷり日差しが差し込み、明日は立春だよ！と春を感じさせてくれます。
2月14日	バレンタインデーです。今日は山中石川屋さんのチョコいちご大福でお抹茶いかがですか？無限庵では昨日より3月末日まで、特別企画[お抹茶体験に行こう]をしています。優雅に自分でお抹茶を点てませんか。女子力アップ間違いないですよ。もちろん男性もどうぞ。前日までの予約です。

2月18日	昨日2月18日は雨水です。空から降る物も雪から雨になり氷を溶かしていくという日です。この日にお雛様を飾ると良縁に恵まれると言われます。無限庵でも昨日飾り付けました。今日から4月3日まで特別展示しております。奈良時代木彫り管弦人形の柔らかな表情に時の移り変わりも忘れそうです。ぜひご覧ください。

2月22日	今日は2月22日(ニャンニャンニャン)猫の日です。猫といえばペルシャ猫が浮かんできます。ペルシャは今のイランの事ですがイランの羊は原種に近く最も絨毯に適していると言われペルシャ絨毯は高品質な物で猫が爪とぎしてもびくともしない！100年使えると言われる所以です。新家様の別邸の時から敷かれているこのペルシャ絨毯はまさしく100年です。良質な素材と草木染めのペルシャ絨毯には時代を経た物だけが持つ価値が加わります。猫ちゃんがゴロンしたくなるはずです。

3月3日	桃の節句です。昨日の北陸中日新聞に無限庵のお雛様の記事が掲載されました。今甘酒がちょっとしたブームです。山中温泉地酒獅子の里の酒かすで作った甘酒です。(少し白酒召されたか、赤いお顔の右大臣)となるかもしれませんが本日ご来庵のお客様にお出しします。

3月9日	3月9日サンキューの日です。昨年11月の無限庵紅葉賀茶会で席主をしていただいた大徳寺昭輝様もいつも出版物に感謝の気持ちを表した絵を挿絵されています。バラの花言葉のひとつが”あなたの思いやりと励ましに感謝します”があります。無限庵入りすぐ右側の明治時代の洋間にはバラの象嵌のドアや腰板にバラの彫刻があります。見学に来られた方にいつも有難うと言いたいです。

3月20日	春のお彼岸です。今日は春を思わせるお天気です。無限庵駐車場の桜も小さな花を咲かせていました。芭蕉さんの句”さまざまの事おもひ出す桜かな”の書かれている干菓子～さまざま桜を今日はお呈茶にお出しします。桜の時期ならではの句に亡くなられた方の事、卒業や入学の事を思いだしながら一服お召し上がりください。

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